第一回医療的ケア児者の生涯学習を推進するフォーラムが2020年11月13日、東京都渋谷区代々木の国立オリンピック記念青少年センターで行われました。主催の重度障害者・学習ネットワークの飯野順子代表、文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課 障害学習支援推進室の小林美保室長があいさつに立ち各事例の発表が行われました(以下写真)。司会は主催者の引地達也・みんなの大学校学長。同日はオンラインとのハイブリット型で行われ、来場者は50名に制限し、ウエブで約150人の出席がありました。
発表は午後の部は「訪問大学おおきなき」の相沢純一・NPO法人訪問大学おおきなき理事長、「訪問カレッジEnjoyかながわ」の成田裕子・NPO法人フュージュンコムかながわ・県肢体不自由児協会理事長、「ひまわりHome College」の藤原千里・NPO法人ひまわりProject Team理事長、オンラインでの発表で札幌市から「みらいつくり大学校」の土畠智幸・医療法人稲生会理事長、松山市から「訪問カレッジ・オープンカレッジ@愛媛大学」の苅田知則・愛媛大学教育学部特別支援教育講座教授がそれぞれ行われ、各地の先進的な取組が紹介されました
午後の部は「『訪問型の医療的ケア児者の生涯学習』の持続可能な仕組みにむけて」と題したシンポジウムが行われ、話題提供として東京都日野市の「日野市障害者訪問学級」が紹介されました。紹介したのは、日野市教育委員会の白川和彦さん、訪問学級に通う学生の親である石坂有香さん。シンポジウムでは、成田理事長、引地学長、苅田教授と下川和洋・NPO法人地域ケアさぽーと研究所理事がそれぞれの特徴的な事例から持続可能な在り方についての発言がありました。最後は文部科学省の「学校卒業後における障害者の学びの推進に関する有識者会議」座長である宮崎英憲・全国特別支援教育推進連盟理事長から講評があり終了しました。
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