2021年度の共生社会コンファレンス関東甲信越が2月26日に東京都国分寺市の本多公民館をメーン会場にしてオンラインで開催しました。主催は文部科学省、国分寺市教育委員会、みんなの大学校。司会はみんなの大学校の学生委員長、水越真哉さんがつとめました。
当初は集合とオンラインのハイブリット開催を企画していましたが、新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりましたが、会場にも人が来られ、オンライン・会場で約200人規模になりました。4つの分科会も各分科会で30人から60人の参加があり活発な議論となりました。
今回のテーマは「「障害者の生涯学習の未来を創造する―「学び」を通じた共生社会の新たな流れ―」。
はじめに主催者あいさつと行政説明「障害者の生涯学習の推進に向けて」として文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課 障害者学習支援推進室の清重隆信室長が説明に立ちました。
基調講演は「生涯学習を展望する障害児者の学びの意義-青年学級などの展開から-」と題して有識者会議の座長を務めた宮﨑英憲・東洋大学名誉教授/全国特別支援教育推進連盟理事長が経緯を説明した上で障害者の学びの現在地を示されました。
「当事者の声」は司会を茨城県つくば市の「福祉専攻科シャンティつくば」にバトンタッチし2人の学生が担当しました。登壇してのは新潟県新潟市の「福祉事業型KINGOカレッジ」の2人、山梨県笛吹市 の「福祉事業型ユニバやまなし」の2人、長野県松本市の「NPO法人LomiLomiどっとこむ」の2人、東京都練馬区の「i-LDK」の3人。さらに国分寺で活動する「まつりバンド」が演奏披露の予定でしたが、演奏中止となりオンラインで活動を紹介しました。
午後の分科会では以下4つに分かれて議論をしました。
分科会1「障害者の生涯学習活動の支援者・伴走者をひろげていくために」
分科会2「特別支援学校における生涯学習を見据えた実践と地域とのつながり」
分科会3「公民館でつながるなかま ~しょうがいを越えた出会いと学び~」」
分科会4「カフェを介した「地域共生」の実践」
クロージングセッションではみんなの大学校の引地達也学長がこれまでの3年間を総括し、宮﨑先生から講評をいただきました。
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